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ガイウィンハロウィン小ネタ

10/31
以下、陛下とウィンガルのハロウィン小ネタ。

・学パロ(生徒会長×副会長/現代パロ注意)
・若ガイアスと若様(本名バレ注意)



・生徒会長(通称陛下)ガイアス×副会長ウィンガル


10月31日。エクシリア学園はハロウィーン一色だった。
まるで文化祭のように校内はカボチャやオレンジと黒の飾りで彩られ、生徒たちは一部が仮装して各教室に廻りお決まりの文句を歌う。
こういったお祭り騒ぎを悪いとは言わない。が、羽目を外しすぎる者も出て来るので油断は禁物だ。
各階の見廻りを一通り終えてから生徒会室に戻ると、中にいるのは書類とにらめっこをしている会長一人だけだった。

「陛下」
「あぁ、ウィンガル。戻ったか」

特に見廻りで異常は見当たらなかった旨を伝えて向かい側に座り、チェックを終えたと思われる書類の整理をしながら正面にいる男を盗み見る。
別に、何かを期待しているわけではないけれど先程まで再三聞いた台詞がふと頭を過った。
きっとこの男は、生徒達が祭りを楽しむ事に喜んでいて自分まで参加しようと思ってはおるまい。
なら、たまには此方から仕掛けるのもいいだろう。

「陛下」
「何だ?」

整え終えた書類をテーブルに置いてから彼に向って手を差し出す。
そんな俺の手を見て訝しげな表情を浮かべる会長殿に、一言。

「Tric or treat」

学校中がお祭りの雰囲気にのまれている今なら、乗りかかっても罰は当たるまい。
そう思い相手がどんな反応を返してくるか、ほんの少しだけ期待をしながら答えを待つ。
お菓子を持っていないならば、言った通り、悪戯を決行するまで。こいつ相手に何をしようかなんて思いつかないが、考えればきっといくらだって出て来る。
だから俺としては困った顔を期待していたのだが、

「ふ」

小さく笑ったガイアスは、待っていましたと言わんばかりにポケットに潜ませていたらしい缶コーヒーを俺の掌に乗せてきた。
ていうか、お菓子じゃないだろう。
この場合はセーフなのだろうか、アウトとしていいのだろうか。
一応用意しておいた、という点に関してはセーフだが…。
そんな事を考えていると此方の反応も予測済みだったのか、ガイアスは続いてポケットから出したキャラメルをコーヒーの隣に置いてきた。
………ち。

「これで悪戯は無しだぞ、ウィンガル」
「…わかっている」

悔しいが、まぁ貰えるものは貰っておこう。そう思いながらほんのりと温かい缶コーヒーのプルトップを開けて中身を呑んだ。
瞬間、泣きたくなった。

「に、がっ!」
「気付くのが遅いぞ」

思わずコーヒーを吹き出しそうになった俺の反応を見てガイアスは肩を揺らして笑った。
コーヒーとキャラメルを貰った事で油断していて、缶のラベルに「BLACK」と表示されている事に気付かけなかったのが悔しい。
…くそ、苦い。
顔をしかめている俺を見るのがそんなに楽しいのか、ガイアスは俺の掌に載っていたキャラメルをひょいとつまみあげると包装紙を解き始める。

「キャラメルで口直しするか?」
「…ん」
「口を開けろ」

言われたままに口をあけてキャラメルが投入されるのを待っていると、あろうことかガイアスは俺にくれたはずのキャラメルをひょいと自身の口に入れてしまった。
この鬼!悪魔!ばほー!
最低だ、と言おうとした、その瞬間。
ひょいと伸びてきたてに顎を掴まれて、ついでにテーブルを乗り越えて近づいてきたガイアスにあっさりと唇を奪われた。
ころり、と甘いものが口内に転がり込んでいる。
それは紛れもなく、奴が先程口にしたキャラメルの味だった。
ガイアスは唇を離すとあっけにとられている俺を見て、笑いながら

「Tric or treat?」

ぺろりと唇を舐めて、此方が答える前にまたも唇を塞いでくる。
ポケットに入れておいたクッキーを差し出す隙を逃した俺は、コーヒーの苦さを誤魔化すように此方を本能してくる甘い舌に身を委ねるのであった。

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ウィンガルは甘いものが好きという設定より苦いものが苦手という方が萌える。








・アースト(12)×リィン(8)


「アースト!みつけたぞ!」

剣の稽古を終えて木陰で休んでいると、聞きなれた声に呼ばれたので顔を上げる。
視線の先では何やら嬉しそうに此方に向かって走ってくる若様の姿があった。
用があるならば俺から出向くと言うのに、あんなに急いで転んだらどうするつもりなのだろうか。
此方の心配は杞憂に終わり、少しだけ息を切らせながら俺の元まで来た若様はなぜかとても嬉しそうだった。何か良い事でもあったのだろうか。
そんな事を思っていたら突然若様が俺に向かって両手を差し出してきて

「トリックオアトリート!」

と、聞きなれない言葉を口にした。
…ロンダウ語、だろうか?だとしたら俺に通じるわけがないのに、新手の嫌がらせだろうか。
どうした事かと首を傾げていると、何時までも何も言わない俺にしびれを切らせたのか若様はぷーっと頬を膨らませてから同じように首を傾げた。

「若様、何をしているんですか?」
「何って…アーストはハロウィンを知らぬのか?」
「知りません」

そんなもの聞いた事もありません、と正直に伝えるとリィン様は目を見開いてからぱちぱちと瞬きをした。
そんに驚く事なのだろうか。それとも一般的には有名で俺が知らないだけなのだろうか。
少しだけ不安に思っていると、若様は少し残念そうに手を下して自身の足元に視線を落とした。
………明らかに落ち込んでいる。しかしこれは俺が悪いのだろうか。
さて、どうするか。

「…若様、その、はろうぃんというものは一体何ですか?」
「うん。リーゼ・マクシアの一部の地域では、カボチャで飾り物を作って子供達が仮装をしてお菓子を貰う祭りがあるようなのだ」
「はぁ…」
「トリックオアトリート!というのはその時に使う言葉で、お菓子をくれなければ悪戯をするぞ、という意味なのだ…って、カーラが教えてくれた」

俺は初耳だが、あれは本か何かでその知識を得たのだろう。
だからといってそれをその風習の伝わっていない若様に教えるなんて…あいつは一体何を考えているんだ。
そもそも。

「若様、残念ながら俺は今菓子を持ち合わせていません。なので若様のご希望にこたえる事はできません」
「………そうか」

しょぼーんと、先程以上に沈んだ様子で若様は肩を落とした。
いや、そんなに気を落とされては此方も謝りづらい。いやそもそも俺が謝る理由はないだろう。
そんな風習は知らないし、稽古中ポケットに菓子を入れていたら粉々になるし。
そんなものをあげるわけにもいかないだろう。
けれどこれほどまでに気落ちしている若様をそのままにしておくのも、何だか可哀想になった。
…こうなったら仕方ない。
しゃがみこんで若様と視線を合わせてから、少年の頭をそっと撫でた。

「では若様。アーストはお菓子を持っていないのでどうぞ、悪戯をして下さい」
「え?」
「その風習では、菓子をもっていなければ悪戯をされるのでしょう?俺はもっていませんから、若様に悪戯されても文句は言えません」
「………いいのか?」
「まぁ、多少の事でしたら」

此方の許容を超える悪戯をした場合は、まぁ、後でそれなりに報復をさせてもらうが(←大人げない)少しくらいの悪戯なら目を瞑ろう。
此処に来る時にあんなに楽しそうな表情をしていた若様をがっかりさせてしまったのは他でもない俺なのだから。
そう思いじっと待っていると、若様は暫く考え込んでからちらり、と上目づかいで此方を見てきた。

「…本当にいいのか?」
「はい」
「…なら」

そういって小さな両手を俺の頬に伸ばすと、若様はあろうことか

「ちゅー」

ちゅ、と。やわらかい唇を俺の頬に押し付けた。つまりは頬に口づけをされたのである。
―――――突然すぎた事に、思考が十秒くらいフリーズした。
茫然としたまま、ゆっくりと若様の顔を見ると頬をピンク色に染めたリィン様が「えへへ」と笑いながらぎゅっと俺の首にしがみついてくる。
………今のが、悪戯、なのだろうか。

「わか、さま…?あの…」
「悪戯おわり!帰るぞ、アースト!」

ほらほら、と此方を急かす若様はこちらに立ち上がれと言っているが一向に首を離そうとしてくれない。
どうやらこれは抱っこしたまま立ち上がれ、という事らしい。
仕方ないとため息をつきつつ若様を抱えて立ち上がると、俺に抱えられているのが楽しいのか若様は上機嫌に擦り寄ってきた。
…まぁ、若様が楽しそうなら…いいか。
先程口づけされた頬(何かくすぐったい…)を指でかきつつ、若様を抱いたまま御屋敷へと戻るのであった。


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リィンたんは積極的


此処までお目通し頂き有難う御座いました。
プロフィール

織

Author:織
日々だらだらと。
燃えたり萌えたり、妄想したり。

好物:
真・三國無双
…趙雲/文鴦/司馬師/趙鴦
戦国無双
…さこみつ/両兵衛/高吉/忠直
TYPE-MOON
…アーチャー/弓凛/カルナ
TOX…ガイウィン
庭球…塚不二/忍跡/塚忍
学怖…新坂/坂新/風荒

特に萌えるもの:
黒髪/眼鏡/ドがつくS

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